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町長からのメッセージ(平成25年1月1日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年1月4日更新

「日々新たにして、また日新たなり」

浪江町長 馬場 有 

 被災地を離れて、二度目のお正月を迎えました。それぞれ皆さまには住み慣れた家<故郷>を思い出しての新年ではないかと拝察いたします。あの震災・原発事故が無ければ正月は普段、一家団らん家族が集まり顔を見ながらゆっくりと語らいあう時間を持つ日々ではなかったのかと避難先からしみじみと思います。

昨年は町として賠償・除染・健康管理と医療保障の充実を国、東電に強く要求してまいりました。本年はこれらの未課題解決にむけて邁進してまいります。また、全国各地での住民説明会において皆さまから貴重なご意見・ご提案を拝聴することができました。これらを無にすることなく、可能な限り実現化に向けて施策に反映したいと考えます。

特に、「町民の暮らしの再建」では、財物賠償の拡充化要求をしてまいります。また、精神的損害賠償について増額要求し、町が代理人となり原発ADR(原子力損害賠償紛争解決センター)へ申し立てをしたいと考えております。さらに、県内外に避難する子どもたちの絆、町民同志の絆を強化します。

「町外コミュニティの整備」では、居住希望規模により受け入れ先自治体と協議し、できうる限り早く条件整備し、災害公営住宅の建設に着手してまいります。

「ふるさとの再生」では、本格除染に着手するとともに、浪江町内に復興拠点を置き、本格的に復旧を開始します。いずれの施策も暗闇の手探りからでありますが、一筋の光を求め強力に推進します。

さて、町民の皆さまには苦しい、つらい日が続いておりますが暮らし方に一工夫し、視点を変えて前に一歩進める気持ちで、困難を克服していただきたいと念願しております。参考に私が最近読んだ書物を引用します。

「自然の世界は毎日が新しい。・・・同じ庭であるにもかかわらず、日によって全く違う姿を見せてくれる。晴れの日と雨の日では違うし、落ち葉の数も日によって変わる。同じ庭は一日たりともありません。・・・〈日々新たにして、また日新たなり。〉人間も同じです。今日のことは今日で終わり、明日はまた新しい自分が生まれてくる。」と、参考になれば望外の幸福です。

結びになりますが、寒い日が続きます。何卒ご自愛いただき、今年一年が皆さまにとりまして幸多い年となりますようご祈念し、新年のご挨拶とします。