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町長からのメッセージ(平成23年10月1日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年10月1日更新

町の復旧・復興に向けて

町民の皆さまへ

大震災より半年経過いたしました。今もって皆さまには、難儀な日々の生活を送っていると存じます。何とぞ、心折れることなく、帰町できるまで強い信念をお持ちくださるよう念願します。

さて、町では、今後の復旧・復興に向けた取り組みとして、7月末から町職員のワーキンググループを開催し、検討作業を行っております。その後、町民との協働による(有識者を含む。)浪江町復興検討委員会(仮称)を設置し、年内には復旧・復興ビジョン素案を示したいと思います。そこで、現在町の最優先課題として、放射能の汚染及び除染・除去について、国・県に対し、汚染マップ等の情報を公開することと、効果的除染技術の提供を強く求めております。帰還できるか、できないかはその除染にかかっているからです。また、町独自調査により、線量の高いところと比較的低いところが分散されていることが判明していますので、ライフライン・インフラ・公共施設等の損壊調査を開始し、復旧に備え、「全町計画的避難区域」に指示替えを依頼し、一日も早い復旧工事の準備に入りたいと考えます。

さらに、地域再生、産業再生のため「特別法」の制定を重ねて強く国に要望します。自然災害と原子力災害は、まったく異質なもので、放射能の影響による長期間災害であるため、各分野において「特区」の位置付けが必要です。沿岸地域の再生・中心市街地の再生・緑豊かな農村地域の再生・中山間地域の再生等には、予算措置はもちろん、省庁間の垣根をはずした「国家ビジョン」が不可欠であることから、国・県の強力なサポートをお願いしております。

なお、損害賠償・補償については、町議会とともに「損害賠償紛争審査会の中間指針」が実態に添うよう、国・東電に要望・要求してまいります。また、申請書の手続きを簡潔にするよう訴えております。

避難したときは、桜のつぼみが小さい時期でしたが、今はコスモスの花がさく季節となりました。天高く澄みきった青い空の浪江町を思い、戻れることを念じ、皆さまへのメッセージとします。

平成23年10月1日
浪江町長 馬場 有