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町長からのメッセージ(平成23年12月1日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年12月1日更新

異郷の地での「除夜の鐘」

町民の皆さまへ

光陰矢の如しと言います。震災から9カ月の歳月が流れ、時は今「師走」になりました。

慣れない風土の違う異郷の地で「除夜の鐘」を聞くと思うと、やるせない・悔しい・さびしい・つらい気持ちになり、心が痛みます。

現実を直視し「明けない夜はない」ことを信じ、前に進むことを考えつつ、新しい年を迎えたいと思います。

現在町では、町民代表で構成する復興検討委員会ならびに外部の専門分野で活躍する有識者会議で「復興構想ビジョンの素案」づくりを10月から着手し、ふるさとに「戻りたい人」「戻りたいが戻れない人」「戻りたくない人」等のさまざまな視点にたって、それぞれの町民の思いに応えていくよう、町の再生・創建の素案を今月中にまとめたいと考えております。

また、日々の暮らしと生業を崩壊させられた私たちへの将来にわたっての賠償・補償を獲得するため、国、東京電力に強力にアピールし、賠償紛争審査会の「中間指針」の全面見直しを要求します。さらに、加害者である東京電力には、人災の立場でその責任のもと迅速に賠償を行うよう強力に要求します。町といたしましても県弁護士会の「ブレイン・ハート法律事務所」、「福島原発被害者弁護団」と連携協調し、生活支援・生活再建を図りたいと存じます。

健康管理・健康調査でありますが、県内外の全町民の内部被ばく検査、さらには甲状腺の検査を引き続き実施します。国が責任をもって医療支援を行うよう明示させ、確実に履行を担保する法制化を求めていきます。

結びに、今年は生涯忘れられない最悪の年となりましたが、くる年は平穏で健やかな希望の灯が見える年にしたいものです。寒さが一段と厳しくなる季節、くれぐれも町民の皆さまにはご壮健にお過ごしくださるようご祈念申し上げます。 

平成23年12月1日
浪江町長 馬場 有