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町長からのメッセージ(平成24年2月1日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年2月1日更新

町民の皆さまへ

「町成人式」と「町消防団出初式」に思う

 昨年の震災発災より間もなく1年になります。長い悔しい避難生活が続いております。

 原発事故の「冷温停止」状態が「維持されておりますが、今後燃料棒の取り出し汚染水の処理など、長期間にわたる難問を抱え、困難な作業が続き「事故収束」までの道のりは遠いようです。

 さて、年が改まった1月8日、二本松市内において220名の成人を祝う「浪江町成人式」を挙行しました。これからの社会を担う若人たちの元気な姿、震災を忘れさせる笑顔が印象的であり、しかも震災から立ち上り復興に向ける沈黙の意志が「成人者の顔」に出ており、勇気づけられました。心より洋々たる前途を祝福し、お祝いを申し上げたところです。

 また、同日、浪江町消防団の出初式が行われ、180名の団員が一同に会し検閲を行い、式典の中では、参加者全員で殉職消防団員に哀悼の誠を捧げました。これからも「浪江町消防団魂」を持ち続け、日々精進していただきたいと存じます。

 次に、去る12月18日、枝野・細野・平野各大臣より放射線量による「避難区域」の見直し案が提案され、年間20ミリシーベルトを「避難指示解除準備区域」、20ミリから50ミリシーベルトを「居住制限区域」、50ミリシーベルトを超える区域を「帰還困難区域」に分け、居住できる目安等を説明しましたが、唐突な提案で、損害賠償も解決されず、日々の生活がままならない現状認識もされないままの制限解除には意味がないと考えます。さらに、除染モデル事業の実施中であり、その評価さえ出ていない段階で提案することは早計すぎると思います。政府に対しては、詳細な線量マップの提示と日々の暮らしと生業ができる社会環境整備の具体案を提示することを要請しております。

 「戻れる人」「戻れない人」のそれぞれの視点を尊重しながら「町民の絆」を大切に、町民の皆さまの支援をしてまいります。 寒風の中くれぐれもご身体をご自愛下さることをお祈りします。

平成24年2月1日
浪江町長 馬場 有