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町長からのメッセージ(平成24年3月1日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年3月1日更新

町民の皆さまへ

 「桃の花咲くころ」 

 2月のある朝、西の方に目をやると安達太良山頂に雪が覆い、そこに朝日が差し雪晴れの空がまっ青に映し、素晴らしいコントラストを描く光景を見て、「本当の空が見たい」との言葉を思い出しました。

 皆さんにおかれましては、あれから1年、長くつらく悔しい生活を強いられており、本当に心が痛みます。一日も早くこのつらく苦しい避難生活から全ての町民が解き放たれ、放射能から美しい故郷を戻し、皆さんの暮らしと故郷を「再興」したいと考えます。

 今年もまた「桃の花」が咲く季節が巡ってまいりました。皆さまには、気を休めることができない状況と存じますが、何とぞ踏ん張っていただきたいと思います。

 さて、政府では近々、警戒区域・計画的避難区域の見直しを線量によって区域割りする案が浮上しています。私はこの議論を行うためには、大きく2つの前提の整理が必要だと考えています。

 まずは、実際の生活に不安のある多くの町民のため、どの場所に住まおうと震災前の生活ができる賠償・補償の確実な確保、町外でも安心して暮らせる復興公営住宅の確保が必要です。

 その上で、政府として避難指示を出した以上、浪江町、さらには双葉郡の復興戦略を政府が示すべきと考えます。安心と感じられる水準での除染の実施、日常の安全・安心できる生活環境に戻すための復興公営住宅や復興住宅の建設、汚損した住宅の修繕、上下水道・インフラの復旧、道路の復旧(国道6号、114号の放射線遮蔽のための部分トンネル化等)、放射能に汚染された農地の復旧、学校・医療機関の整備、雇用の確保のため国家プロジェクトによる新規企業誘致(例:太陽光発電を普及させるための蓄電池産業等)などの課題が山積しています。

 これらの課題実現のためには、具体策をワンパッケージで提示すべきであります。今回発足した復興庁を始めとする政府に強く要求し、町民の皆さんの不安が少しでも軽減されるよう尽力してまいります。

 今年は例年になく寒気が居座り、非常に寒い日が続いておりますので、くれぐれもご自愛を祈りメッセージとします。

平成24年3月1日
浪江町長 馬場 有