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町長からのメッセージ(平成26年1月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年2月27日更新

町民の皆さんへ

 浪江町長 馬 場   有

●平成26年1月

 避難先での3度目のお正月を迎えました。1、000日を超えて慣れ親しんだ土地を離れ、町民の皆様に心労をおかけし続けていることを思うと、胸が詰まります。年頭に当たり、この過酷な避難生活から、一刻も早く安心できる生活を取り戻さなければならないと、思いを新たにしております。

 町の復興計画では、震災から3年となる平成26年3月31日までを「緊急復旧期」と位置づけて、避難先での生活の改善などに取り組んできました。すべて計画通りに進んでいるというわけではありませんが、わずかに復興への歯車が動き出したように思います。今年は、復興計画に定める「中期・復旧実現期」の初年度となり、本年の目標は「浪江町民一人ひとりの選択を可能とするために、復興の動きを見える形にする」ことであります。

 昨年は、、町民の皆様のご協力のもと、復旧の大前提となる本格除染が始まったところです。当初の計画からは遅れてしまいましたが、道路や水道などの復旧工事と連携し除染を進め、当初の目標である平成29年3月の帰還開始を目指し取り組んでまいります。町としては、引き続き町内全域の除染を念頭に、森林や河川も含めたより効果的な除染の実施を求めてまいります。

 賠償については、国の原子力損害賠償紛争審査会から中間指針の第4次追補がまとめられ住宅確保に係る損害などについて示されました。これは、私たちの生活再建になくてはならないもので、町としても訴え続けてきたものですが、まだまだ満足できるものではありません。また、指針全体として、区域によって差が大きくなる部分があり、町民の分断を招くおそれがあります。町としてはこれまでどおり、区域の別に関わらず、一律の賠償および精神的損害の増額を強く求めてまいりたいと考えております。

また、生活の再建について、住環境を改善するため、復興公営住宅の整備が急務となっています。現在、必要戸数の確保に向け、避難先自治体・県とともに用地の選定を進めており、町外コミュニティの整備を予定している南相馬市、いわき市、二本松市、協定に基づき町営での住宅を整備する桑折町のほか、本宮市からも市営での整備の打診があり、協議しているところです。町としても応急仮設住宅の一刻も早い解消に向け、国・県への働きかけを強めてまいります。

いずれにしても、本年は生活再建、町外コミュニティ、除染やインフラ復旧、生活支援の今後の展望を見える形にします。

結びになりますが、寒さが一段と厳しくなってきた折体調管理にご留意され、今年一年皆様が笑顔で過ごせるよう心よりお祈り申し上げ新年の挨拶といたします。