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町長メッセージ
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【町長メッセージ】令和2年 新年のご挨拶

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年1月15日

新年のご挨拶

令和2年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

早いもので、震災と原発事故発災から9回目の年明けです。
昨年は全国で多くの災害が発生し、避難先等にて被災をされた方もおられます。
未だ、不自由な避難生活を強いられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

復興創生期間後の国の体制

 先日、政府から復興創生期間後の基本方針が示され、復興庁の後継組織や財政の枠組みの継続が正式に決まりました。その内容は、我々がこれまで強く訴えてきたことの大部分が盛り込まれたと思います。
 引き続き、国や県、関係機関と連携し、町の復興に全力で取り組んでまいりますので、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

昨年を振り返って

 さて、震災から間もなく10年。「町のこし」は、いよいよ集大成の時期を迎え、昨年はこれまで蒔いてきた復興の種が芽を出した1年でした。
 7月には待望の「イオン浪江店」のオープンによって、町内での生鮮食料品の買い物ができるようになり、10月には水産業協同利用施設(荷捌き場、せり場等)が完成。「請戸もの」の復活も近いと期待を寄せています。
 このほか、雇用の場の確保に向け産業団地の造成が進み、3社目となる誘致企業との連携協定が締結されました。5月には情報交流発信拠点となる「道の駅(仮)」、12月には木材製品生産拠点施設が順次着工、水産加工団地や産業団地以外でも複数の企業の工場建設が始まるなど、町内では、水素製造プラント等を含め、来年度の完成に向けた大きなプロジェクトが多数進行しています。
 また、町内2か所で準備を進めている乾燥調整貯蔵施設(カントリーエレベーター)をはじめとした営農再開支援事業や、泉田川ふ化施設の復興、請戸漁港施設の更なる充実などの他、請戸住宅団地の整備や町内道路の拡張、整備等、生活環境の向上や雇用の場の確保等の重点施策についても、着実に進捗しております。

全町の避難解除に向けて

 一方、帰還困難区域では、末森、室原、津島の3ヶ所の特定復興再生拠点の除染が始まりました。しかし、特定復興再生拠点以外の除染時期等に関しては、未だ国からの明確な方針が示されておりません。

 引き続き、全域の避難指示解除に向け具体的な時間軸を含めた方向性を示すよう、国に対して強く要望してまいります。

持続可能な町づくり

 浪江町は現在、急速な人口減少と少子高齢化を迎え、非常に厳しい財政状況にあります。しかし、町の生活環境の整備や有害鳥獣対策、営農等の生業再開に向けた支援、そして、避難中の方々の生活を支援する「高速道路無料化」や「医療費」等各種の免除措置等々の延長は、無くてはならない重要な施策だと考えています。     しっかりと、国や県に対し財政支援を求めていくとともに、将来に向けて「持続可能な町づくり」に全力で取り組んでまいります。

「ふるさと浪江」への想い

 このように「ふるさと浪江」の復興再生には、未だ多くの課題が山積しており、解決には時間を要します。しかし、これからも私は「ふるさとなみえ」を取り戻すために、全身全霊を尽くしてまいる所存であります。

どうか皆さんも町に帰ることを諦めないでください。
いつか浪江に戻れるようになったときに、帰って来てください。

結びに

 結びになりますが、寒気の厳しい候、ご健康にご留意いただき新年がすばらしい年となることをご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

 

令和2年1月吉日

浪江町長 吉田 数博