ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 町長の部屋 > 【町長メッセージ】これからの町づくり (後編)

町長メッセージ
町長の最近の主な動き

【町長メッセージ】これからの町づくり (後編)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月20日

令和2年度、震災から10年目の節目を迎え、吉田町長に「これからの町づくり」について聞きました。
今回は、その後編を掲載します。

※前編はこちら

●水素製造施設(FH2R)が完成しましたが、どんな期待をしていますか?

水素  この施設では、太陽光を利用して水素を製造しています。これまでも町では浪江町復興計画【二次】に基づき再生可能エネルギーを活かした町づくりに取り組んでまいりましたが、今後は、浪江産水素もまちづくりに活かしていきたいと考えています。                                                           今年は、延期になってしまいましたが、東京五輪では日本の技術力を世界に示すために聖火台や聖火リレー、選手村などの燃料として、浪江産水素の使用が決まっています。

 水素は、環境に優しい未来のエネルギーです。地球温暖化が世界的に問題になる中、国内外で水素の利用が広がっていますので、町が先駆けとなって、水素を道の駅や産業団地などの燃料として活用することにより、浜通り全体の復興に貢献していきたいと考えています。

 また、町の経済の面でいうと、FH2Rには世界中の人々が訪れますので活性化が見込まれますし、町内で水素産業が振興すれば、関連企業の進出によって雇用創出や人口の増加など、町の発展につながると期待してます。


●現在の農業や漁業の復興状況は、どうなっていますか?

せり 漁業施設の完成によって、請戸の水産品を市場へ流通させることができるようになりました。

 やはり、港が活気づくと町が元気になりますし、新鮮な請戸の魚を、また皆さんに食べていただけるのが本当に嬉しいです。今年度は漁具倉庫の建設も予定されていますし、これまで試験操業を重ねてきた関係者の方々のご苦労に応えるために、もっともっと漁業を盛り上げていきたいと思っています。

  また、お伝えした「持続可能なまちづくり」のためには、農業の再興も重要です。既に帰還した農家の町長方々は、花卉やエゴマ、玉ねぎ等の栽培に力強く取り組まれていますが、水稲においても、皆さんの努力によって作付け面積が広がり、今年は昨年の3倍となる80haの作付けを予定しています。令和3年秋の利用を目指しカントリーエレベーター(乾燥調整貯蔵施設)の建設が始まりますし、水稲の育苗施設など、営農再開や新規就農をこれからも全力で支援していきます。

 

●町の様子はどうでしょう?

 町の顔である駅前や新町通りなどの中心市街地を再開発し、賑わいを取り戻したいと考えています。核となる施設や駅の利便性向上など、町からの要望が、ようやく国に認められましたので、これから具体的な整備計画を策定していきます。これには商工会をはじめ地元の方の協力が必要です。是非、お力添えをお願いしたいと思います。

 また、多くの方が待っておられる医療関係では、できるだけ早く医師を確保したいと、あらゆる手を尽くしていますが、全国で医師不足が深刻化しており難航しています。介護施設に関しては、国と調整している段階ですので、既にサービスを開始した民間と連携し整備を進めていきます。

●町民の皆さんへメッセージをお願いします

 町長ふるさとの再生には、まだ長い時間を要します。仕事の都合などで、簡単に町に戻ることができない方も多くいらっしゃると思いますが、浪江は皆さんのふるさとです。いつか状況が変わり浪江に戻れるときまで「どこにいても浪江町民」という望郷の想いを諦めないでください。

 皆さんが帰りたいと思える町を、全身全霊をかけて一生懸命つくってまいりますので、引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます。