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町長メッセージ
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【町長メッセージ】令和3年新年のご挨拶

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年1月1日

令和3年 新年のご挨拶

 令和3年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 東日本大震災と原発事故から10年となる節目の年を迎えました。
 未だ避難先にて、不自由な避難生活を強いられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

昨年を振り返って
 昨年は「町のこし」から「持続可能なまちづくり」への転換の年となり、新しい町を象徴する施設の完成が続きました。

道の駅 3月に世界最大級の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」が完成し、4月には請戸漁港で9年ぶりにセリが再開され、町内でも新鮮な魚介類を毎日買うことができるようになりました。また8月の「道の駅なみえ」一部オープン、10月の請戸住宅団地完成と続き、町内に人が住み、買い物をするという当たり前の日常が戻りつつあります。今年の3月には道の駅が全面オープンとなり、買い物環境はさらに充実するものと期待しています。

「持続可能な町づくり」に向けて
 町は現在、急速な人口減少と少子高齢化に直面しており、復興事業の推進とともに将来も安心して暮らせる「持続可能な町づくり」に取り組んでいます。
 多くの課題がある中、駅前など中心市街地の再整備や、ふれあいセンター跡地に令和4年度の供用開始を目指し建設を予定している介護施設、公民館や図書館等の機能を併せ持った施設やアスレチック施設等の建設は、特に重要な事業と位置付けています。
 また、生業を再生し故郷の原風景を取り戻すため、営農再開支援にも力を入れており、今秋の利用開始を目指し、棚塩地区、苅宿地区の2か所に乾燥調整貯蔵施設(カントリーエレベーター)を建設しています。
 さらに、震災の記憶と記録を保存し、町外からの人の交流を呼び起こす震災遺構「請戸小学校」や、「いこいの村」の管理棟(レストラン、事務所等)の工事も順調に進んでおり、夏には「いこいの村」で食事提供が出来るようになる見込みです。

水素社会の先駆けとして
水素 町は、復興計画に基づき再生可能エネルギーの地産地消に取り組んでいます。中でも、昨年完成した「福島水素エネルギー研究フィールド」で作られる「水素」は、太陽光で発電した電気を利用したクリーンエネルギーであり、政府が進める脱炭素社会実現の切り札として、燃料電池や水素自動車などへの利用が期待されています。
 町内では、既に水素利用に関する様々な実証実験も行われており、これから「水素の町」として、水素エネルギーの普及拡大をけん引してまいります。

帰還困難区域と処理水について
 帰還困難区域内の3ヶ所(末の森、室原、津島)に設定された特定復興再生拠点では、令和5年の避難指示解除に向け、除染やインフラ整備が行われています。しかし、特定復興再生拠点以外の地域に関しては、未だ避難指示解除に向けた方針が何も示されておりません。これまでも国に対して何度も要望してきたことではありますが、具体的な時間軸を早急に示すよう強く要望してまいります。
 また、福島第一原発のトリチウムを含んだ処理水の処分方法についても、決して町の復興に水を差すことが無いよう、国に責任ある対応を求めてまいります。

ふるさと浪江町
 町づくりに近道は無く、一つずつ問題に取り組んでいくしかありません。初日の出
 私は、町民の方々が「帰ってきたくなる町」を作るために、これからも粉骨砕身取り組んでまいりますので、いつの日かふるさとに帰ってきてください。

 結びになりますが、昨年から「新型コロナウィルス」への脅威が続いています。どうぞ健康にご留意いただき、今年一年が皆さまにとって素晴らしい年となりますようご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

令和 3年 1月 元旦   

浪江町長 吉田数博