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町長メッセージ
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【町長メッセージ】 就任3年を振り返り(広報なみえより)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年8月24日

就任3年を振り返り

 町長の重責を拝命し、早いもので3年が経過いたします。皆様のご支援、ご協力に心から感謝を申し上げますとともに、コロナ禍の中、未だ避難先で不自由な生活を強いられている方々に、改めてお見舞いを申し上げます。

 就任当時、帰町を考える町民の方々から様々な不安や心配事をご指摘いただきました。その解決を最優先として、まずスーパーなど生活環境の整備とその後へとつながる事業の種蒔きを進め、2年目には、漁港の再開や「福島水素エネルギー研究フィールド」(以下FH2R)の開所、ゼロカーボンシティ宣言など、町の産業や経済の基盤を築くことに注力しました。3年目は「道の駅なみえ」グランドオープン、請戸住宅団地の完成、「なみえ水素タウン構想」の発表などがあり、来春には介護施設の開所、誘致企業の操業開始が見込まれる等、今も様々な復興事業が進んでいます。

 震災から10年。今年度から「持続可能なまちづくり」への指針となる「浪江町復興計画【第三次】」がスタートしました。「夢と希望があふれ 住んでいたいまち 住んでみたいまち」を理念に、今年度は以下の課題を中心に取組んでいます。

「農林水産業の再生」
 営農再開を後押しするため、カントリーエレベーター(乾燥調製貯蔵施設)や育苗施設等の整備を急いでいます。また、畜産業の再生に向け「復興牧場(仮称)」の計画を進めており、最新技術によって周辺環境への影響を最小限にした上で「耕畜連携」による循環型農業を目指します。


「中心市街地の再生」
 昨年、駅周辺の再生計画が国から認められ、今後、商業施設、居住施設、人々の交流する場等を整備し、東西自由通路(計画中)によって、駅西側で工事中の図書館や公民館、健康増進施設、介護施設等との相乗効果によって人流を生み出し、賑わいを再生します。


「帰還困難区域の避難指示解除」
 津島、末ノ森、室原の特定復興再生拠点区域では、令和5年春の避難指示解除に向け整備が進んでいます。一方、懸案だった拠点区域外については、自民党復興加速化本部にて「2020年代には帰還を望むすべての住民が帰ることを目指し、必要な場所を除染する」との方針がようやく示されました。一歩前進ではあるものの、引き続き、すべての地域の避難指示解除を国に求めてまいります。


「新たな産業と雇用の創出」
 令和3年6月末の町内居住人口は1,673人と就任当時の約2倍となりました。しかし、未だ震災前の8%程度であり、将来、町民サービスが提供できなくなってしまうのではないかという危機感を持っています。そうした中、FH2Rで製造される“水素”に世界的な注目が集まっており、水素産業の振興による交流人口増加、雇用拡大の実現に向けて、大手企業を巻き込んだ複数のプロジェクトを進めています。

 先日、町の水道水「NAMIE WATER ~なみえの水~」 がモンドセレクション『金賞』を受賞し、世界から“銘水”と認められました。
 これからも、こうした明るい話題を皆様にお伝えできるよう、そして、浪江を故郷とするすべての方々との“絆”を大切に復興事業に取り組んでまいります。


 未だコロナ禍ではありますが、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

 

令和3年8月吉日
浪江町長 吉田数博