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町長メッセージ
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【町長メッセージ】 令和4年 新年を迎えて

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年1月1日

 

令和4年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
また、未だ避難先にて、不自由な避難生活を強いられている方々に、心よりお見舞い申し上げます。

年頭にあたり、これまでの復興状況と本年の取組みについてご報告いたします。

昨年を振り返って
 昨年は、コロナ禍の中ではありましたが、これまでの取組みが少しずつ成果として見え始めた年でした。
3月「道の駅なみえ」、8月「福島いこいの村なみえ」がグランドオープンを迎え、10月には「震災遺構町立請戸小学校」が開館しました。産業においては、多くの企業との協定や「福島高度集成材製造センター」の完成の他、営農再開を後押しする施設として苅宿、棚塩にカントリーエレベーターが完成し稼働を開始しました。さらに、畜産業の再生に向け、最新技術により周辺環境への影響を最小限にした大規模牧場の計画を進めているところです。
 他にも、町の水道水「NAMIE WATER」がモンドセレクション『金賞』を受賞したことや、東京オリンピック、パラリンピックで浪江町産の水素が聖火を灯し、メダリストに浪江産のトルコギキョウが贈られたことなども、町を取り巻く明るい話題となりました。

脱炭素社会の実現に向けて
 町は、再生可能エネルギーの地産地消に取り組んでおり、現在、電気自動車を使った公共交通サービスの実証実験「なみえスマートモビリティ」が行われています。
 また、浪江産の水素は太陽光由来のクリーンなエネルギーであるため、国が進める脱炭素の切り札として先進的な実証実験が多数実施されており、浪江町は水素の実用化において国内をけん引しています。
 そして、自治体同士による世界初の取組みとして、米国のランカスター市と水素利用に関する連携協定を締結しました。水素の可能性を広げる歴史的な挑戦として「水素閣僚会議2021」や「COP26」において、町の再生可能エネルギー地産地消の取り組みとともに世界に発信いたしました。
 引き続き、未来を生きる子供達のため、豊かで暮らしやすい町づくりとともに、脱炭素社会の実現を目指します。

中心市街地の賑わい再生
 中心市街地には空き地が増えていますが、こうした今だからこそ大胆な整備に取り組みます。町の顔である駅前周辺は、オリンピックスタジアムを設計された世界的建築家の隈研吾氏らのお力をお借りし、町民の方々が誇りをもてる故郷にしたいと考えています。 隈先生のデザインと町の歴史、文化が融合した、世界に誇れる素晴らしい街並みにするため、緑を多く配置し、暮らしやすい町であるのと同時に、町内で加工された木材を使った建物や、再生可能エネルギーを活用した環境に優しい「持続可能な町」をつくります。
 そして商業エリア、居住エリアなどとともに、駅西側では来春完成予定の介護施設や図書館、アスレチック施設等が建設中ですので、駅の東西での相乗効果によって更なる賑わいを再生します。

帰還困難区域について
 津島、末ノ森、室原の特定復興再生拠点区域は、令和5年春の解除に向けた準備が順調に進んでいます。一方、拠点区域外については、国から「2020年代には帰還を望むすべての住民が帰ることを目指し、必要な場所を除染する」との方針が示されました。一歩前進ではあるものの、皆さんのふるさとの大切な土地ですから、除染無き解除はありえません。今後もすべての地域の避難指示解除を目指し、引き続き要望してまいります。

結びに
 今を生きる者として、先人から受け継いだふるさとを守り、子や孫たちが住みたいと思える町にするために取り組んでおります。
 なかなか思うようにはいきませんが、町づくりに近道は無く、一歩ずつ進むしかありません。これからも、皆さんがいつでも帰ることができるよう「ふるさと浪江」を全力で整えてまいります。

 結びになりますが、「新型コロナウィルス」への脅威が続いています。健康にご留意いただき、新年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

令和4年1月元旦
浪江町長 吉田 数博