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Nami-E脱炭素アワード2025 授賞式を行いました!

Nami-E脱炭素アワード2025の授賞式を執り行いました

 令和6年度から、町全体のカーボンニュートラルをより一層推進するため、浪江町内にて実施された脱炭素に関する取組を表彰し、皆様に広く知っていただくきっかけとなればと考え、「なみえ脱炭素アワード」を実施しています。

 この度、令和7年11月22日に授賞式を行いました。
 多数の応募の中から、10件の素晴らしい取組を「Nami-E脱炭素アワード2025」受賞者として表彰しました。
 さらに、受賞された10組の取組の中から、特に優れている取組を授賞式にて発表しました。
集合写真

なみえ脱炭素アワード2024受賞者

 

受 賞 取 組 一 覧

応募者名

取組概要

評価ポイント

かもめミライ水産株式会社

 < かもめミライ水産株式会社​(HP)<外部リンク> >

【 自社電力の脱炭素化 】

  • 持続可能な水産業を目指し、サバの陸上養殖事業において「太陽光」と「風力」の2つの再生可能エネルギーを導入しました。
  • 自動車での出勤等を除き、事業でのCO2排出量「実質ゼロ」を実現しました 。

閉鎖系陸上養殖という電力消費の多い事業において、クリーンエネルギーのみで操業する先進的なモデルであることが評価されました。

なみえ創成小学校6年生

 < なみえ創成小・中学校<外部リンク> >

【 FH2R産のグリーン水素を浜通りのユーザーに供給 】

  • 水素活用アイデアの発信:授業で学んだことを活かし自分たちで考えた「水素活用法」を校内に掲示しました。

SDGsの視点を取り入れた学習活動でありながら、難しい技術の話だけでなく子供ならではの視点で「どうすれば未来が良くなるか」を考え、発信した点が評価されました。

​合同会社 NAMIE DREAM PROJECT

【 地産地消の水素と電気で遊ぶ、脱炭素eスポーツ体験 】

  • 浪江町産の水素を使い、水素自動車(FCEV)で発電した電力を使用することで、従来必要だったディーゼル発電機を使わず、CO2排出ゼロで屋外eスポーツイベントを開催しました。

「脱炭素」を堅苦しくなく、ゲームを通じて「楽しい未来」として体験できる画期的なイベントモデルである点が評価されました。

BSホールディングス株式会社

 < BSホールディングス株式会社<外部リンク> >

【 系統用蓄電設備の設置・運用 】

  • 町内事業所が手掛けるリユースバッテリーを使用した系統用蓄電所を2025年9月より商業運転を開始し、電力系統の制約を解消し、より多くの再エネを接続できるようになりました。

新品ではなく、EVリユース電池と定置用電池を組み合わせた国内唯一のハイブリッド型蓄電システムであり、独創的なシステムで資源循環も実現した点が評価されました。

株式会社 孫の手

 < 孫の手トラベル「ケータリングサービス実例一覧」<外部リンク>

【 水素ツーリズム®を通した水素の啓蒙・啓発活動​ 】

  • FCVキッチンカーでの水素調理ランチ提供や、水素関連施設を巡る視察研修を実施し、2025年6月に実施したツアーには40名が参加しました。

復興・防災・食などのテーマと水素を組み合わせた、他にはない体験型コンテンツで浪江町の取り組みを発信している点が評価されました。

株式会社 大林組

 < 大林組HP「水素供給ネットワークの環境性・経済性・安全性を向上させる新たな実証運用を開始」<外部リンク>

【 グリーン水素供給ネットワーク最適化に向けた実証運用​ 】

  • 水素を「はこぶ」ことを最適化する実証に取り組みました。
  • 車だけでなく、持ち運び可能な容器(カードル)にも充填できる仕組みを構築しました。

大掛かりなインフラ工事を必要とせず、既存の技術とEMSを組み合わせて、短期間・低コストで町中に水素を行き渡らせられる仕組みを構築した点が評価されました。

會澤高圧コンクリート株式会社

< 會澤高圧コンクリート株式会社HP「全国45社で「蓄電コンクリート工業会」設立」<外部リンク>

【 蓄電コンクリートの研究開発 】

  • 米国MITと共同で、セメント・水・カーボンブラックで作る「蓄電コンクリート(ec³)」を開発しました。
  • 化学反応を使わない物理蓄電のため、寿命は約50年と長く、建物の脱炭素化に貢献できます。

住宅基礎や道路がそのまま蓄電池になる世界初の技術である点や、工業会も設立し、世界展開を見据えている点が評価されました。

ネッツトヨタ福島株式会社

< ネッツトヨタ福島株式会社HP「出張授業」<外部リンク>

【 地域イベント・学校機関への水素出張授業 】

  • 「座学・つくる・触れる」をセットにした出張授業を2020年から延べ27回開催しています。
  • なみえ創成小学校などで、水素ミニカー作りや本物のFCEV見学を実施し、未来に向けた脱炭素教育に貢献しました。

トヨタ自動車の開発者も参加するなど、本物に触れる機会を提供し、楽しみながら学べるプログラムを通じて水素の普及啓発に取り組んだ点が評価されました。

福島舞台ファーム株式会社

< 福島舞台ファームについて<外部リンク>

【 水稲栽培における中干し延長によるカーボンクレジットの創出及びメタンガス排出削減の取り組み 】

  • 田んぼの水を抜く「中干し」期間を7日間延長することで、メタンガス(温室効果ガス)の発生を抑制します。
  • 温室効果ガス削減効果を「カーボンクレジット」として販売することで、農家の新たな収益源になります。

他の取組とは違う視点の取組である点や、環境に優しく、かつ農家の利益にもなる「持続可能な農業」を実践している点が評価されました。

株式会社ライスレジン

< 株式会社 ライスレジン HP<外部リンク>

【 国産バイオマスプラスチック製造 】

  • 食用に適さないお米(古米や砕米)などを原料にした国産バイオマスプラスチック「ライスレジン®」を製造しています。
  • 従来のプラスチックに比べ、最大約57%のCO2を削減できます。

海外製が多いバイオマスプラスチックの中で、独自の特許技術により国内量産を実現している点や、自治体の指定ゴミ袋にも採用されているなど、広く普及しかつ取り組みやすいものである点が評価されました。

受賞取組の紹介動画はこちらから!<外部リンク>

【 最優秀賞 】

株式会社 ライスレジン

最優秀賞受賞者

< 受賞理由 >

プラスチックにお米を混ぜる技術が、スプーンやゴミ袋など生活に密着した製品に応用可能であり、脱炭素への貢献度と将来性が高い点、町民へのPR効果の高さや、取り組みの分かりやすさ、参加のしやすさから高く評価されました。


【 優秀賞 】

福島舞台ファーム株式会社

優秀賞受賞者

< 受賞理由 >​

浪江町内でこの取組を行っているのは、現状舞台ファームだけであり、他の農業従事者への波及効果が期待できる点、農業分野でのカーボンクレジット創出という着眼点と、生産段階から環境負荷を意識した点が高く評価されました。​


【 特別賞 】

未来創造賞

ネッツトヨタ福島株式会社

特別賞受賞者1

< 受賞理由 >

水素という新しいエネルギーをより身近に感じるきっかけとして、出前講座(無償)を県内で幅広く実施し、今後の町内イベントへの貢献(水素まつりへの出展)が期待される点が評価されました。


最先端マテリアル賞

會澤高圧コンクリート株式会社​

特別賞受賞者2

< 受賞理由 >

コンクリートという現代建築において欠かせない部材の脱炭素化は、新規建築物等の脱炭素化に直結する点、先進的な技術開発への将来的な期待という点が評価されました。


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