本文
平成23年3月11日に発生した東日本大震災、そして福島第一原子力発電所の事故により、町内全域に出されていた避難指示は、平成29年3月31日に「帰還困難区域」を除き解除されましたが、多くの町民は福島県内外に分散避難しています。長期化する避難生活、先の見えない不安の中で、町民の皆さんがどのような思いで生活し、ふるさとへの思いを抱いているのか。
こうした町民の思いをつなげるために、“浪江のこころプロジェクト”が立ち上げられました。一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアム(※)が中心となり、全国各地のNPO、大学等の皆さんが取材を進め、浪江町との連携の下、平成23年7月より「浪江のこころ通信」を編集・発行しています(月刊・広報なみえに綴じこみ)。
この「浪江のこころプロジェクト」は、町民の皆さんの声を「浪江のこころ通信」を通してお届けし、ふるさと浪江町がかつての暮らしを取り戻すことへの願いとこだわりを発信・共有しようとするものです。
※一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアムは、東北圏(7県)の地域コミュニティ再生や協働のまちづくりの推進を目的として、大学、NPO、企業、経済団体、行政等が連携したコミュニティ支援ネットワーク。仙台が本拠地。
平成26年3月、大震災・事故から3年が経過するのを機に、この間(第1~30号まで)の「浪江のこころ通信」を1冊にまとめて刊行しました。以下のリンクで、そのコンテンツがご覧いただけます。
平成29年12月、町に出されていた避難指示が、帰還困難区域を除く一部の地域で解除されたことを機に、第31から第69号までの「浪江のこころ通信」を1冊にまとめて刊行しました。
一人でも多くの方に「浪江のこころ通信-避難指示一部解除までの記録-」をご覧いただければと考えています。
ご希望される方は、企画財政課情報統計係までご連絡ください。
「浪江のこころ通信」は平成23年7月から始まり、令和4年3月に終了するまで述べ466件の掲載となりました。本誌では、平成29年4月号から令和4年3月号までに、避難先から浪江町を応援している方々、生活の再建や町の復興に取り組まれる方々が登場しました。
一人でも多くの方に「浪江のこころ通信-避難指示一部解除までの記録-」をご覧いただければと考えています。