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令和6年4月「まちの話題」
伝統の炎 14年ぶり復活 陶芸の杜おおぼり
4月11日(木)、「陶芸の杜おおぼり」(大堀地区)で、登り窯への火入れが14年ぶりに行われました。
主催したのは大堀相馬焼協同組合の7窯元の皆さんです。
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で、伝統の登り窯は壊れてしまいましたが、昨年3月、陶芸の杜の避難指示解除に併せて復旧しました。職人の皆さんは、それぞれ避難先から駆け付けました。
原発事故の影響で、大堀の自宅にはまだ泊まることができず、車中泊しながら火の番にあたる方もいました。
3日3晩夜通しで薪をくべ続けるという過酷な作業でしたが、ボランティアの方々にも助けられ、約800点の焼き物を作り上げました。
大堀相馬焼協同組合提供・写真の無断転載禁止
復旧した登り窯への火入れ
国営追悼・記念施設が着工 2026年完成予定
復興祈念公園の中核となる国営追悼・祈念施設の建築工事が4月23日(火)、始まりました。
東日本大震災による犠牲者へ追悼を捧げ、復興への意思を発信する場所として、丘や献花広場などが整備されます。2026年春、完成予定です。国営追悼・祈念施設は、宮城県石巻市と岩手県陸前高田市にもあり、今回が国の事業として最後の施設になります。
復興祈念公園の完成イメージ。中央の丘が「追悼と鎮魂の丘」。(国土交通省東北国営公園事務所提供)
サバの陸上養殖施設が完成 来春出荷目標
かもめミライ水産株式会社(浪江町)が、浪江町北産業団地に建設していたサバの養殖実証施設「陸上養殖イノベーションセンター」が完成しました。4月23日(火)、関係者向けの事業計画説明会と内覧会が開かれました。
大澤公伸社長は、来春の出荷を目指すとし、「東日本の皆さんに生食用サバを提供し、新たな価値を作りたい」などと述べました。
大澤社長(左)と吉田町長(右)
浪江町消防団 春季検閲式と幹部辞令交付式
4月21日(日)、浪江町防災交流エンターに(室原地区)おいて、浪江町消防団春季検閲式と幹部辞令交付式が行われました。
3月に完成した防災交流センターでの春季検閲式は初開催です。この日は全7分団約100人の団員が集まり、通常点検や分列行進などに臨みました。
幹部辞令交付式では、新たに幹部となった団員に辞令が交付されました。
なみえ創成小・中学校 合同入学式
4月8日(月)、小学校9人、中学校8人の新入生が合同入学式に臨みました。
小学1年生の児童たちは、真新しいランドセルを背負い、少し緊張した様子ですが、保護者に見守られながら、元気いっぱいの初登校を終えました。
今年度は小学校の児童数計48人、中学校の生徒数計24人で、学校生活を送ります。
浪江にじいろこども園 入園式・進級式
4月5日(金)、浪江にじいろこども園で入園式・進級式が行われました。
2歳児3人、3歳児2人、4歳児1人、5歳児1人の計7人の入園児を迎えて、全園児52人の元気なこども園がスタートしました。
請戸川リバーラインの桜並木
請戸川リバーラインの桜並木が、4月10日ごろに満開を迎えました。
100本以上のソメイヨシノが青空の下に鮮やかです。桜のトンネルが続く河川敷は多くの花見客でにぎわい、町民の憩いの場所になっていました。