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平成26年度下半期の話題
3月27日、浪江町と東京大学情報学環総合防災情報研究センターの間で「浪江町地域防災計画」策定にかかる協定締結式が行われ、田中淳センター長と馬場町長が握手を交わしました。町民の皆さんが安心して帰町できるための新しい防災計画を平成29年3月までに策定し、東日本大震災の教訓を生かした防災パンフレットや職員の初動対応マニュアルを作ります。
3月14日、4回目となる「なみえ3.11復興のつどい」を二本松市内で開催し、町民の皆さんの活動作品展、浪江町芸能祭、記憶の街(模型復元プロジェクト)発表などを行いました。また今年は、静岡県御殿場市から若林市長らがお越しになり、ご当地名物「御殿場みくりやそば」を1,000食振る舞ってくださったほか、青森県弘前市の団体より巨大アップルパイの振る舞いもいただきました。
3月1日、常磐自動車道の浪江~常磐富岡間が開通し、常磐道はついに全線がつながりました。安倍晋三首相も出席したテープカットの後、浪江町内のサンシャイン浪江で開通式典が行われ、「思い切なれば必ず遂ぐるなり」と刻まれた記念プレートが序幕されました。復興への思いを込めたこのプレートは、ならはPAに設置されるとのことです。
2月15日、浪江町は請戸地区の伝統行事である安波祭(あんばまつり)が、福島市内の仮設住宅で行われました。震災後も開催が続けられているもので、今年も笹谷東部仮設と北幹線第一仮設で神楽や田植踊りが披露されました。
国道114号線沿い、室原~昼曽根区間4か所の公衆電話が、NTT東日本の御協力により、復旧しました(一部はテレホンカード不可)。この区間はもともと携帯電話の電波が届かない地域で、事故等の際の緊急連絡手段として、公衆電話の復旧が待たれていました。
1月11日、浪江町の平成27年度成人式が二本松市安達文化ホールで行われました。出席した193人の新成人を代表し、青田祥恵さん(幾世橋)が誓いの言葉を述べました。写真は、浪江地区の新成人の皆さんです。
大晦日、浪江町(北幾世橋)の大聖寺で「除夜の鐘」が撞かれました。夜間は立ち入れないため、正午から行われたものです。
浪江町内に残された約1,000台の被災車両のうち、これまでに所有者の同意がとれたものを撤去する作業が、12月から始まりました。環境省は引き続き、所有者の確認を進めています。
12月6日、常磐自動車道の浪江IC以北の開通にあわせ、山元IC付近でテープカットのセレモニーが行われました。また、新設の浪江ICと新地ICでは、開通待ちの受付先着10名に記念品が贈られ、午後3時の営業開始と同時に、待ちわびた車の列が次々と料金所を通過していきました。
11月29・30日、浪江の秋の風物詩「十日市」が、二本松市民交流センターとその付近で開催されました。露店が軒をならべ、歌や踊り、お笑いのステージや大道芸などが来場者を楽しませました。
11月21日、環境省による被災船舶の解体撤去が始まりました。浪江町の津波被災地に取り残された62隻は、平成27年3月までに撤去が完了する予定です。
11月19日、浪江産コシヒカリ「希望」を環境省に贈呈しました(写真左手前から、生産者の松本さん、馬場町長、酒田農事復興組合長の鈴木さん、右手前から望月環境大臣、福山政務官)。今年、大震災後初めて浪江町で実証栽培されたコメは、10月に収穫され、全量が放射性物質検査で基準値を大幅に下回りました。生産に協力してくださった団体などに順次寄贈しています。
11月3日、第42回浪江町功労者表彰式が行われ、各般にわたって地域振興に貢献された方や、東日本大震災で浪江町に援助をいただいた方々へ表彰状が贈られました(特別功労表彰4名、功労表彰4名、善行表彰22名)。
10月29日、マリンパークなみえ敷地内に建設される仮設焼却施設の起工式が行われました。写真はすでに始まっている杭打ちの様子です。
10月18日、B-1グランプリ開会式で、昨年のゴールドグランプリ浪江焼麺太国より金の箸を返還しました。「東北・福島応援特別大会」として郡山市と浪江町が共催した今年のB-1グランプリは、45万人超の人でにぎわいました。
10月5日、二本松市内で浪江町消防団の秋季検閲式が行われ、全国の避難先から全6分団115名の団員が集合しました。
10月4日、除染が終わった酒田地区で4年ぶりの稲刈りが行われました。動画はこちらから(助けあいジャパンのホームページへ)<外部リンク>