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平成27年度上半期の話題
8月17日より、町の中心街にあたる権現堂地区でも除染が始まりました。まずショッピングセンター「サンプラザ」などの大型施設から作業を開始しています。
8月下旬、国道114号の浪江拡幅1工区(権現堂地内700m区間)の工事が完了しました。中心市街地を通り、常磐道浪江ICへのアクセス道でもある国道114号は、町の重要なインフラの一つです。続く2工区(460m)についても早期の完成を目指しています。(写真提供:福島県相双建設事務所)
平成23年夏に共用開始する予定で建設が進められていた「浪江町地域スポーツセンター」。帰町が叶った際に町民が集う公共施設として使用できるよう、今年7月から設備の修復と完成に向けた工事が始まっています。
7月12日、浪江町を中心とする標葉郷騎馬会の、平成27年度相馬野馬追祭・肩章交付式および出陣式が行われました。また、式に先立ち馬具装着や陣螺(法螺貝による合図)の講習会も行われ、初陣となる若者らが熱心に取り組みました。今年の野馬追祭は7月25から27日です
7月1日、酒田地区への通水を再開しました。浪江町の上水道は現在約4割が復旧しています。酒田地区では10軒の開栓申し込みがあり、うち7軒の開栓済み。残り3軒も7月中に開栓予定です。
6月23日、環境省は、浪江町の除染で出た廃棄物を中間貯蔵施設の一時保管場所へ移す、試験的な輸送を開始しました。仮置き場となっている津島中学校から、約1か月かけて運び出しが行われます。
6月3日、浪江町の海岸復旧工事が着工しました。平成29年度中の完成を目指し、棚塩から中浜の海岸(延長約2.5キロ)にわたって堤防や消波工の建設が行われます。
5月25日、浪江町内に建設中の仮設焼却施設の火入れ式が行われました。マリンパークなみえ敷地内に完成するこの施設では、町内で発生した除染廃棄物や災害廃棄物、片付けごみなど可燃物16.3万トンの処理が、7月から本格的に始まる予定です。
5月18日、浪江町内の酒田地区で田植えが行われました。昨年同じ農地で試験栽培されたコメは、全て放射性物質の基準値を大幅に下回りました。今年は、大震災後初めて収穫米の販売を目指して実証栽培を行います。また、河川水を利用した試験栽培も行い、安全性を確認します。
4月6日、浪江小学校・津島小学校、浪江中学校(いずれも二本松市内の仮校舎で授業中)の入学式が行われました。今年度の新入生は津島小1人、浪江中4人で、今年度は3校あわせて36人の生徒が学んでいます。