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なみえ脱炭素アワード2024受賞取組を紹介します!
なみえ脱炭素アワードとは
目的
浪江町内ではこれまで脱炭素に関する取組・活動が多く実施されてきました。
脱炭素に関する取組・活動を町全体で取り組むことで、ご家庭や仕事場の脱炭素化、ひいては町全体の脱炭素化・カーボンニュートラルの達成につながっていきます。
そこで、浪江町では、脱炭素に関する取組・活動を表彰することで、町内の皆様に知っていただき、実際に取り組んでいただくきっかけになればと考え、この「なみえ脱炭素アワード」を実施します。
募集対象
脱炭素に関する取組・活動を浪江町内で行った企業、団体(教育機関・公的機関を含む)及び浪江町民
募集期間
令和7年2月1日(土) から 令和7年2月25日(火) まで
なみえ脱炭素アワード2024受賞取組
本アワードでは、受賞者の中から、特に優れた取組として、最優秀賞、優秀賞2組、特別賞2組を令和7年3月22日(土)のアワード授賞式にて表彰します。
受賞者一覧
応募者名 | 取組名 | |
1 | 浪江町立なみえ創成小学校 | 小学生が考える脱炭素化 |
2 | ふくしまハイドロサプライ株式会社 | FH2R産のグリーン水素を浜通りのユーザーに供給 |
3 | イオン東北株式会社 | 移動販売における小売事業の脱炭素化 |
4 | 株式会社 日立製作所 東北支社 | 水素民生・産業利用サプライチェーン構築及び需給調整実証事業 |
5 | フォーアールエナジー株式会社 浪江事業所 | 2次利用・リサイクル推進によるEVバッテリーサーキュラーエコノミーの貢献 |
6 | 株式会社 孫の手 | 食と水素キッチンカー(FCEV)活用した脱炭素社会実現のための「水素ツーリズム®」コンテンツ造成及びプロモーション活動 |
7 | 株式会社 大林組 | グリーン水素供給ネットワーク最適化に向けた実証運用 |
8 | 會澤高圧コンクリート株式会社 | aNET ZEROイニシアティブ |
9 | 株式会社 伊達重機 | 地域の脱炭素化 |
受賞取組の紹介動画はこちらから!<外部リンク>
取組名
小学生が考える脱炭素化
活動の様子
(左)ふるさと創造学サミット (右)こども議会での提案
取組概要
カリキュラムの一環として、水素エネルギーの活用方法についての学習と、ふるさと創造学サミットでの発表と浪江町子ども議会への提案を行いました。
ホームページ
浪江町立なみえ創成小学校・中学校<外部リンク>
受賞のポイント
浪江町の未来を担う子供たちに、早くから環境について学習し、将来の浪江町の環境について考えてもらうだけでなく、さまざまな場で発表することでアウトプットによる知識の定着まで考慮している点が、教育と脱炭素をうまく組み合わせた普及啓発に関する事例として評価されました。
取組名
FH2R産のグリーン水素を浜通りのユーザーに供給
活動の様子
(左)「ナミエナジー」正面より (右)移動式水素ステーション
取組概要
浪江町のFH2R産の水素100%を地域へ供給する地産地消モデルとしての移動式水素ステーションを実現しました。
ホームページ
ふくしまハイドロサプライ株式会社<外部リンク>
受賞のポイント
浪江町のFCVへの水素充填環境が大きく整備され、FCVの利便性向上に大きく貢献した点と、浪江産の水素を町外に供給し、「なみえ=水素」の対外的なアピールに大きく貢献した点が評価されました。
取組名
移動販売における小売事業の脱炭素化
活動の様子
(左)浪江町役場での販売の様子 (右)浪江町内での販売の様子
取組概要
イオン浪江店において、町民に近い位置で脱炭素が実感できる取り組みの一つとして、世界初の燃料電池移動販売車を用いた移動販売における小売事業の脱炭素化にチャレンジしました。
ホームページ
イオン浪江店 移動販売車のご案内<外部リンク>
受賞のポイント
移動販売という住民の生活利便性向上に脱炭素要素を組み合わせた取り組みは、脱炭素社会の実現をけん引する取組であり、他自治体の見本となるだけでなく、浪江町の抱える地域課題の解決にも大きく寄与している点が評価されました。
取組名
水素民生・産業利用サプライチェーン構築及び需給調整実証事業
活動の様子
(左)充填施設(全景) (右)需要家施設の水素交換の様子
取組概要
民生と産業での需要家を想定し、効率的な水素の配送や水素由来の電力(FCで発電した電力)を既存配電網で供給する実証に取組ました。
ホームページ
株式会社日立製作所HP 日立評論 特集「水素・アンモニアサプライチェーン構築に向けたグリーンソリューション」(2)民生・産業向け水素サプライチェーンの構築に向けた福島県浪江町における取り組み<外部リンク>
受賞のポイント
水素の利活用について、産業需要だけでなく一般家庭等の民生需要を視野に入れた取り組みは全国的に見ても先進性が高く、浪江町にとっても、なみえ水素タウン構想の実現に大きく寄与する点が評価されました。
取組名
2次利用・リサイクル推進によるEVバッテリーサーキュラーエコノミーの貢献
活動の様子
(左)取組イメージ
取組概要
日産リーフのバッテリーの2次利用となる製品の開発・生産・販売を行いました。
ホームページ
フォーアールエナジー株式会社<外部リンク>
受賞のポイント
バッテリーの2次利用として、街灯への活用事例が浪江町でも既にあり、EVバッテリーの循環によるサーキュラーエコノミーへの貢献という視点・取組は、EVの利用が増加すると見込まれる脱炭素社会において、新たな産業の創出に大きく寄与している点が評価されました。
取組名
食と水素キッチンカー(FCEV)活用した脱炭素社会実現のための「水素ツーリズム®」コンテンツ造成及びプロモーション活動
活動の様子
(左)水素キッチンカー (右)水素ツーリズムについて
取組概要
ツアープログラムの中に、水素キッチンカー活用した1日限りのアウトドアレストラン「フードキャンプ®」を組み込むなど、水素の関心を高める取組を行いました。
ホームページ
孫の手トラベル「ケータリングサービス実例一覧」<外部リンク>
受賞のポイント
ツアーコンテンツに脱炭素の要素が組み込まれていることにより、利用者は楽しみながら脱炭素に貢献することができるため、これからの脱炭素要素を絡めたツーリズムの先駆けとなっている点や、水素ツーリズムの目的地として浪江町内の施設が設定されており、浪江町の交流・関係人口の増加や町内消費の増加が期待できる点が評価されました。
取組名
グリーン水素供給ネットワーク最適化に向けた実証運用
活動の様子
(左)統合EMCのイメージ (右)70MPa超高圧水素カードル
取組概要
需要量や配送状況を監視しながら、複数の水素供給先へ効率よく搬送管理できる水素サプライチェーン最適運用システムの構築実証を行いました。
ホームページ
大林組HP「福島県の浪江町にて国内初の水素供給ネットワーク最適化に向けた実証運用を開始<外部リンク>
取組に関するYouTube動画<外部リンク>
受賞のポイント
水素の収益化にはまだまだ多くの課題がある中で、本実証を通じて効率化やコスタダウンに向けて精力的に検討しており、また10年後20年後の社会を見据えた先進的な取組であることから、脱炭素社会の基盤となる取組である点が評価されました。
取組名
aNET ZEROイニシアティブ
活動の様子
(左)ひび割れが修復された自己治癒コンクリート (右)脱炭素コンクリートによる CO2 削減記録と NFT 発行の概念図
取組概要
會澤高圧コンクリート株式会社を中心に脱炭素系コンクリートの技術移転や、新素材の共同開発などを通じて、業界の脱炭素化に向けた可能な限りのイニシアティブを取ることを目的とした組織を立ち上げ、さらに、CO2削減量を正確に把握するプラットフォームの開発とNFTによって証明する取組も行いました。
ホームページ
會澤高圧コンクリート株式会社<外部リンク>
受賞のポイント
自己治癒コンクリートの利用による長寿命化に伴う修繕費やライフサイクルCO2排出量削減につながります。これは、これからの脱炭素社会におけるインフラ・建築分野での重要なファクターであり、カーボンニュートラル達成に大きく寄与するものと考えます。
また、CO2削減量を正確に把握するプラットフォームの開発とNFTによる証明は、全国的に見ても先進的な取組であり、業界全体のCO2削減量把握が可能である可能性を示した点が評価されました。
取組名
地域の脱炭素化
活動の様子
(左)水素ステーション (右)水素燃料電池自動車(レンタカー事業)
取組概要
同社による水素ステーションの運営と、水素需要創出のためのFCVリース事業を組み合わせ、地域の水素需要の拡大と普及啓発を行いました。
ホームページ
株式会社伊達重機HP「水素事業」<外部リンク>
受賞のポイント
取組において、行政に頼り切ることなく事業の収益性を確保するため、水素ステーションの設置で留まらず、自らFCVのリース事業を行うことで、需要も創出している点が独自性も高く、また、全国的に見ても先進的な取り組みである点が評価されました。
なみえ脱炭素アワード2024授賞式
1.日 時 令和7年3月22日(土) 午後3時20分~午後3時35分
(「道の駅なみえ4周年記念 浪江女子発組合ふれあいまつり」内)
2.場 所 道の駅なみえ 特設会場 (請戸川河川敷)
(〒979-1513 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字知命寺60)
3.会場図