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議長・副議長あいさつ(令和3年5月7日)

議長  佐々木 恵寿 

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 令和3年浪江町議会第2回臨時会において、議長の大役を賜り、誠に光栄であるとともに、責任の重さを痛切に感じています。引き続き議長の職を務め、初心を忘れずにこれまでの経験を活かし、浪江町の復興と再生に向け、気を引き締め、緊張感を持って取り組んでいく所存です。
 さて、大震災と原発事故から10年が経過しました。浪江町議会では、令和3年3月に「浪江町議会基本条例」を制定し、その基本理念である、「町民に信頼される議会」・「しっかり討議する議会」・「町民の意思が政策に反映できる議会」を基本とし、浪江町の復興と、町民の生活の安全・安心を守るため、全力で取り組む決意を新たにしたところです。二元代表制の一翼を担う議会の監視機能を果たしつつ、町長と協力しながら、この難局を乗り越えてまいります。そして、議会が町民の皆さんにとってより開かれ、よりわかり易く、より身近に感じていただけるよう、議会運営を図り、誠心誠意、努力を重ねてまいります。
 昨年は新型コロナウイルスの影響により、例年開催しておりました議会報告会を実施することができず、議会として町内外で生活する町民の声を直接聴いたり、直接皆さんに活動等を伝えることが難しかったと感じています。町民の皆さんと直接会話ができる議会報告会はとても重要な場であると認識しております。今後も状況を注視しながら、透明性が高く、しっかりと説明責任を果たし、ひとつひとつ丁寧な課題解決を目指し、皆さんのお力添えをいただきながら更なる町の発展に尽力していくことをここに誓い、議長就任のあいさつとさせていただきます。

副議長  山本 幸一郎

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 平素より町政並びに町議会に対し、ご理解・ご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
 私は今般、町議会議員改選後初の5月臨時会において副議長に就任をさせていただきました。職責の重さを痛感し、身の引き締まる思いです。役目を果たすべく一生懸命頑張りますので、皆さんのご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
 原発事故に伴う避難指示の一部解除から4年が経過し、復興も一部目に見えてきました。また、帰還困難区域においても復興拠点の整備が室原、末森、津島の一部で始まりました。しかし、それ以外の帰還困難区域においては今後の計画も見えておりません。全地区が一日も早く安全に帰還できるよう議会としても取り組んで参ります。
 浪江町に居住している人は4月末時点で1,600人あまりです。浪江町の復旧・復興・除染が思うように進まない間に10年という月日が流れ、避難先で新しい生活を送らざるをえなくなり、浪江町に戻りたくても戻れない人が多くいるかと思います。様々な状況に置かれている方々が、いつでも浪江町に戻ってきたり、足を運べるよう引き続き、町内の環境整備に努めてまいります。
 浪江町には、世界最大級の水素製造拠点も2020年3月に開所し、様々な分野で活用されようとしています。また、道の駅なみえも2021年3月にグランドオープンし、新しい浪江町の顔になろうとしています。まだまだ元の浪江町には戻りませんが、新しい浪江町を構築するために、町民の意見を町政や議会運営に反映させていきたいと思います。
 最後に、町民の皆さんに信頼される議会を目指してまいりますので、ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げ、副議長就任のあいさつとさせていただきます。