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“世界最大級”の水素製造拠点が浪江町に誕生

水素

 3月7日、棚塩産業団地において、“世界最大級”の水素製造能力を有する「福島水素エネルギー研究フィールド(通称:FH2R)」の開所式が行われました。

開所式には、安倍内閣総理大臣をはじめ、梶山経済産業大臣、田中復興大臣、内堀福島県知事、吉田町長などが出席し、テープカットが行われ、開所を祝いました。

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 「FH2R」では、設置された約68,000枚の太陽光パネルの発電による電力で「浪江町の水」を電気分解し、「水素」を製造。※「浪江町の水」は上水道水を使用。

1日あたりの水素製造能力は、水素で動く燃料電池自動車約560台分、または、約150世帯の電力1か月分の電力に相当します。水素の貯蔵や供給も可能で、開所式で披露された「水素運搬トレーラー」で町内や東京をはじめ、全国各地に「浪江産CO₂フリー水素」が運ばれます。

「水素運搬トレーラー」には、浪江にじいろこども園の園児、なみえ創成小・中学校の児童・生徒によってデザインされた色鮮やかな絵が描かれています。

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 「浪江産CO₂フリー水素」は、新国立競技場の聖火台や、3月26日(木曜日)からスタートし、町内もコースの一部になる「東京2020 オリンピック聖火リレー」のトーチの燃料として活用されることが決まっています。また、町内での活用も検討されていて、7月に一部オープン予定の「道の駅なみえ」では、水素で発電した電力を供給すると同時に、発電時に生じた余熱を利用した温水も供給します。

 町は、「FH2R」の開所に伴い、環境省が推奨する“2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにする”という「ゼロカーボンシティ」を宣言しました。

水素で走る燃料電池自動車を公用車に導入する検討を進めるなど、「浪江産CO₂フリー水素」を積極的に活用し「水素社会実現の先駆けとなるまちづくり」に取り組み、“原子力や化石燃料”に頼らない再生可能エネルギーの地産地消を目指します。