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伝統的工芸品「大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)」

歴史

大堀相馬焼は、300年以上の伝統を誇る陶器で26の窯元(内23が組合加入)があり、 国の伝統的工芸品に指定された、町を代表する特産品です。

2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、多くの窯元があった大堀地区は現在も帰還困難区域に設定され、町内での事業再開が難しい状況となっています。

※東日本大震災後の窯元の状況は、こちらのページをご覧ください。

特徴

  • 二種類以上の熱膨張の異なる釉薬をかけることによりできる「青ひび」
  • 内側と外側で2つの器を重ねる「二重焼(ふたえやき)」の構造
  • 狩野派の筆法といわれる「走り駒」の絵

ひび
「青ひび」

窯だしの際に陶器が外気に触れた瞬間から「ぴーん」という貫入音(かんにゅうおん)が鳴り響き、ひび割れが器全体に広がって地模様になります。

二重
「二重焼」

内側と外側の器の間が離れているため、熱いお茶を入れて手に持っても熱さが手に伝わりません。


走り駒
「走り駒」

熟練された筆使いで一気に描き上げます。


大堀相馬焼は、日用品でありながらも深い味わいのある焼き物として知られています。
また、貫入音は、日常生活に潤いと安らぎを与えてくれる心地よい音として認められ、福島県「うつくしまの音30景」に認定されています。

平成30年11月、震災後初めて「大せとまつり」を町内の地域スポーツセンターで開催しました。
これにより浪江の地での再興へ、大きな一歩を踏み出したと言えます。

■お問い合わせ先
大堀相馬焼協同組合
http://www.somayaki.or.jp/<外部リンク>
電話:0240-35-4917
FAX:0240-35-4927