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東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故より、14年が経過しました。未だ、故郷が帰還困難区域に指定されており、避難生活を余儀なくされている皆さまには大変ご不便・ご心労をお掛けいたしております。
町では令和6年1月16日付けで国より認定を受けた「特定帰還居住区域復興再生計画」の追加変更に向け、令和6年8月から第2回目の帰還意向調査を実施し、最終締め切り日とした本年1月31日までに76世帯の方より新たに帰還のご意向を頂戴いたしました。
本年1月15日、16日には皆さまのご回答結果を基に作成した特定帰還居住区域追加変更案を縦覧会という形で確認いただき、今後の生活インフラへのご懸念をはじめとした様々なご意見も頂きました。
改めて、本縦覧会に年始のご多忙のところ多くの皆さまに参加いただき、厚く御礼申し上げます。
第2回目の帰還意向調査結果と縦覧会で頂戴したご意見を踏まえながら、特定帰還居住区域を新たに約230ヘクタール追加するなどの変更申請を本年3月7日付けで国に対し提出し、本日付けで国の認定を受けました。今回の追加変更により、特定帰還居住区域は約710ヘクタールから約940ヘクタールに増加いたしました。
令和6年6月から環境省による特定帰還居住区域の除染工事も開始されておりますが、引き続き国、県とも連携しながら、早期に皆さまが安心・安全にご帰還いただける環境整備を進めてまいりますので、今後ともご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年3月18日
浪江町長 吉田 栄光