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本文

浪江町地球温暖化対策総合計画~なみえエネルギーチャレンジ2035~

浪江町地球温暖化対策総合計画~なみえエネルギーチャレンジ2035~を策定しました

浪江町は震災以降、原子力や化石燃料に頼らない「エネルギー地産地消のまちづくり」を理念に掲げ、ゼロカーボンシティの推進に取り組んでまいりました。そして、今後も加速する復興への歩みを止めることなくカーボンニュートラルを実現するため、令和5年3月に「浪江町地球温暖化対策総合計画~なみえエネルギーチャレンジ2035~」を策定しました。また、令和6年3月には地域に貢献する再生可能エネルギーの導入拡大を目指し、地球温暖化対策総合計画の別冊として「地域脱炭素化促進事業」を策定し、「促進区域」を設定しました。

浪江町地球温暖化対策総合計画【本編】 [PDFファイル/18.71MB]

浪江町地球温暖化対策総合計画【別冊:地域脱炭素化促進事業】 [PDFファイル/414KB]

浪江町地球温暖化対策総合計画【概要版】 [PDFファイル/2.09MB]

エネチャレ2035とは

浪江町は2035年度までにカーボンニュートラルを達成することを目標とし、エネルギー先駆けのまちを目指します。

1つ1つの小さなチャレンジが、やがて大きなムーブメントになる、そんな姿を私たちの暮らす浪江から、全国や世界へ発信することを目指し、「なみえエネルギーチャレンジ2035」略して「エネチャレ2035」と名付けました。

計画期間

2023年度から2030年度までの8年間

計画の位置づけ

「地球温暖化対策の推進に関する法律」第21条に基づく「地方公共団体実行計画(区域施策編・事務事業編)」、「気候変動適応法」第12条に基づく「地域気候変動適応計画」に位置付けられます。

基本方針

  1. 再生可能エネルギー導入の促進と省エネルギー対策の徹底
  2. 水素エネルギーの実装と新たな産業の創出
  3. エネルギー地産地消と地産外消の推進による社会・経済活動の向上と人材の育成
  4. 気候変動に適応していくための方策の推進
  5. カーボンニュートラルを目指すための町の率先的な行動

計画目標

本町は、2020年度時点で森林による吸収量29.6千t-CO2に対し、温室効果ガス排出量29.4千t-CO2と、すでにカーボンニュートラルの状況となっております。しかし、今後の復興の進展とともに、排出量が大きく増加することが見込まれることから、本町では温室効果ガス排出量の目標設定を削減目標ではなく抑制目標として設定します。

温室効果ガス排出量の抑制目標

2030年度までに本町から排出される温室効果ガスを40千t-CO2に抑制します。
カーボンニュートラルに向けた達成率、50%を目指します。
(2030年度温室効果ガス排出量の現状すう勢:50.8千t-CO2)

カーボンニュートラルの目標

​​2035年度を待たずにカーボンニュートラルを目指します。
(カーボンニュートラルの達成率100%を目指します。)

2030年の将来像

ここでは2030年のありたい姿を描いています。本町では脱炭素を目指して何かを「我慢」するのではなく、脱炭素に取り組むことで復興が加速し、町の賑わいを取り戻しながら町民や本町に関係する人たちの暮らしがより豊かで快適になることを目指しています。2030年将来像

町民向けパンフレット
どう変わる?なみえのくらし【計画ガイド版~町民編】 [PDFファイル/2.37MB]

事業者向けパンフレット
カーボンニュートラルは浪江から【計画ガイド版~事業者編~】 [PDFファイル/6.09MB]

目標達成に向けた施策

共通の施策

  1. 再生可能エネルギー導入促進のための情報発信
  2. カーボンニュートラル関連施策推進のための補助金等の情報発信
  3. 地域内のエネルギーマネジメントへの加速化
  4. 次世代再生可能エネルギー技術の加速化支援
  5. 地域内のエネルギー利用や調達に関する条例などの整備
  6. 浪江町ゼロカーボンシティに向けた条例等の整備(促進区域の設定)
  7. 他地域とのエネルギーに関する連携
  8. 福島国際研究教育機構とのエネルギーに関する連携
  9. 農林水産分野との連携を通じた炭素固定・貯留や吸収源対策の推進
  10. 未来を担う子どもたちへの脱炭素・エネルギー教育の実施
  11. 浪江町民向けの脱炭素・エネルギーに係る学びの機会の創出

各部門における施策

  1. 新規産業団地のRE100化と既存産業団地の省エネ推進
  2. 再エネを活用した農林水産業の発展
  3. 建物ZEB化の推進
  4. 水素製造・運用の推進と需要設備の整備
  5. オンサイト・オフサイトPPA事業の普及促進
  6. 浪江駅周辺エリアのカーボンニュートラル化
  7. 家庭の省エネ改修および再エネ導入の促進
  8. 水素ステーション・EVステーションの整備

浪江町の事務事業における率先的行動

町全体のカーボンニュートラル達成に向けて、浪江町役場の事務事業においても率先的な取組を推進します。

震災前の2010年度の温室効果ガス排出量5.3千t-CO2に対し、2021年度は1.3千t-CO2となっていますが、今後排出量の増加が見込まれることから、抑制目標を設定します。

温室効果ガス排出量の抑制目標

2030年度までに基準年度(2010年度)比で19%(1.0千t-CO2)に抑制します。
基準年度比の削減目標率は81%(4.3千t-CO2)

基本方針と施策

「浪江町のさらなる復興と持続可能なまちづくりに”つなげる”」を前提に、
「エネルギー資源を”活かす”」、「エネルギーを”減らす”」、「エネルギーを”賢く使う”」
の3つの観点からカーボンニュートラルを推進します。

  • エネルギーを”活かす”…水素や再エネ電源の導入、災害レジリエンスの強化
  • エネルギーを”減らす”…設備更新や運用改善等の省エネ対策
  • エネルギーを”賢く使う”…エネルギー見える化や職員の意識啓発等の庁内推進体制の構築

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